初心者に向けたクロスバイクの買い方
私、最近、クロスバイクを購入致しました。
自分自身がクロスバイクを購入する際、クロスバイクの種類の多さにビックリ…
「どれ買えばええのよ…めちゃ安くてカッコもええけど、ほんまにこれでええの…?」みたいな。
また、「クロスバイク、この店で買うのが本当にお得?」と 早く欲しい気持ちと裏腹に迷うことが多かったです。
そこで私と同じようにこれからクロスバイクを買おうとしている方に向け参考になるような情報を書いていこうと思います。
この記事を読んでいただき、「初心者でも迷わない購入の指針」が提供できれば幸いです。
では、実際に私自身が迷ったふたつの点について説明していきます。
最後には初心者にオススメのクロスバイクもピックアップしておりますので、そちらも参考にしてもらえると幸いです。
1.クロスバイクの選び方
性能偏
初めてクロスバイクを購入する初心者であれば
「フレーム」「ブレーキ」「タイヤ幅」に関する基本知識をもって
自分のスタイル(通勤 or 週末サイクリング or がっつりサイクリング など)に合わせて
選択するのが良いと思いました。
他にも「コンポーネント(変速機関連部品)」という判断基準もありますが
私のように初めてのクロスバイク選びの際、そこまでこだわる必要はないと思います。
理由としては、コンポーネントにより左右される機能としては「変速のスムーズさ」になりますが
その差を感じるほどの感度も必要性も私にはなかった…というところです。
フレーム
大きく分けて「アルミ」「クロモリ」「カーボン」の3種類あります。
- アルミ
クロスバイクにおいては最も一般的な材質になります。
メリットとしては、軽量で頑丈、コスパが良い点があります。
デメリットとしては、頑丈=高剛性=変形しにくい⇒衝撃吸収がされにくいため
路面の凹凸による衝撃などを受けやすい傾向にあります。
- クロモリ
正式名称はクロムモリブデン鋼。
メリットは、アルミに比べ弾性がある⇒衝撃吸収に優れ乗り心地が良いと言えます。
デメリットとしては、アルミより重い⇒推進力が落ちると言えます。
同じエネルギーで漕いだ場合、重い自転車と軽い自転車、どちらが進みやすいかを
想像すれば理解しやすいです。
クロモリの優れた振動吸収性を活かしてフォーク部(下記画像の赤丸部)のみ
クロモリをつかっているクロスバイクもあります。
- カーボン
これは金属ではなく炭素繊維強化プラスチックという材料になります。
メリットは、軽くて振動吸収に優れている点です。
デメリットは、コストが高いことと、ちょっとした傷などが起点となり割れる(砕ける)ことがあります。
金属に比べ傷などの損傷が見つけにくいことから
転倒などによりカーボンフレームに衝撃が加わった場合は自転車屋に持ち込む必要があります。
クロスバイクにおいてのカーボンの使われ方としては
フルカーボンではなく、フォーク部のみカーボンを使っていることがほとんどです。
※フルカーボンの場合、20万以上します…クロスバイクの性質からしてフルカーボンはオーバースペックなんでしょうね。
ブレーキ
大きく分けて「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」の2種類を紹介します。
ホイールのリムを挟み込んで減速させることから、リムブレーキと呼ばれています。別名:Vブレーキとも呼びます。
メリットは、ワイヤーによるブレーキ開閉ですので構造がシンプルで軽量、また値段も安いという点があります。
デメリットは、雨天時に制動力が落ちると言われています。
ただ、普通に乗る分は全く問題にならないレベルだと思います。
- ディスクブレーキ
車輪中央にディスクがついており、このディスクを油圧の力で挟み込んで減速させるシステムです。
このシステムはバイクでも搭載されており、制動力としてはかなり大きいです。
メリットは、制動力が高く、軽い握りでしっかりとブレーキがかかる点です。雨天でも制動力があまりかわりません。
デメリットとしては、リムブレーキに比べ重くなることと値段が高くなる点です。
個人的にはディスクブレーキ搭載車では
リムを挟み込まないという特徴から、リムを黒くできるようです。
(リムブレーキ車のリムカラーはシルバー)
これが個人的にかっこよく、ディスクブレーキ搭載車を購入しました。
性能的にはリムブレーキで全然こと足りると思います。
ただ、私のように見た目優先したり、通勤・通学で雨でも乗ることが多い人は
ディスクブレーキを検討しても良いと思います。
タイヤ幅
28C~35Cがクロスバイクの一般的なタイヤ幅になります。
頭の数字がタイヤ幅を意味しており、小さければ幅が狭い細いタイヤであることになります。
傾向としては
幅が狭いと、地面との接地面が小さい⇒抵抗が小さい⇒スピードが出やすいということになります。
幅が大きいと、逆にスピードは出にくくなりますが、クッション性が上がり衝撃吸収性や自転車の安定性は優れます。
28Cか32Cのラインナップが多く、私も迷った結果32Cを選択しました。
ママチャリからの乗り換えということもあり、安定感があるほうが乗りやすいと思い選びました。
それでも、慣れていないときは段差でタイヤがとられかけたりもしましたので
32Cにして良かったと思っています。
※28C装着のクロスバイクを購入した場合でも、後からタイヤだけ交換は可能です。
ただし、交換工賃・タイヤ代金も発生しますので、純正で希望のタイヤがついているのを選択するのがベターだと思います。
価格偏
2022年現在、昨年に比べクロスバイクの価格は5000円~1万円ほど値上がりしているというのが現状です。
この状況下においては、5万円~7万円台のクロスバイクをオススメします。
理由としては
5万円以下になると、クロスバイクもどきを指すルック車と呼ばれるものから
知名度のないメーカのものになってきます。
クロスバイクは高速な乗り物ですので、安全性はしっかりと確保したいです。
そうなった場合、聞いたこともないメーカーの安いクロスバイクとなると少し不安がありました。
企業努力により価格を抑えている可能性もありますが、ここはブランド力がものを言ってしまいました。
この理由から下限は5万としております。
上限の7万円台については、8万円を超えてくると各メーカーの上位モデルに相当してくるイメージです。
よって、上限は7万台としました。
また、車体とは別に「スタンド」「ライト」「ベル」「鍵」…などなど
他にも購入すべきものもあり、それら一式そろえると5000円以上はしてきます。
こういった点も考慮すると、最初の一台は5万円~7万円台のクロスバイクをオススメしたいと思います。
2.クロスバイクの購入方法
欲しいクロスバイクは決まった。さてどこで買おう。
購入方法については「町の自転車屋さん」「巨大サイクルショップ」「ネット」の3種類で考えていきます。
町の自転車屋さん(個人経営)
取扱いの数:少ない
価格:ほぼ定価
アフターサービス:良い
最大のメリットは家の近所にあるという点ではないでしょうか。
近くなので、何かあったときに気軽に見てもらえます。
また、自転車購入店だったらアフターサービスも安くやってくれるところが多いようです。
ただし、取り扱っていメーカーが少なく、値段もほぼ定価です。
型落品に関しては割引されていることはあります。
大型サイクルショップ
取扱いの数:多い
価格:ほぼ定価
アフターサービス:良い
「サイクルベースあさひ」や「自転車チャンピオン」などです。
取扱いメーカも「町の自転車屋さん」より多いです。
値段については、町の自転車屋さんと同じくらいの印象です。
実際に6店舗ほどまわりましたが、どこも同じ価格で販売されていました。
ネット
取扱いの数:圧倒的に多い
価格:一番安い
アフターサービス:なし
取扱い数は圧倒的に多いです。
ただし、メーカーによってはネット販売をしていないメーカもあります。
ちなみに超定番メーカのGIANTはネット販売しておりません。。。
価格についても最安だと思います。
ただし、アフターサービスはないと思ったほうがいいです。
購入後1か月と一年後にメンテナンスをするとして
3000円/回※ ✕ 2回=6000円 として
実店舗の販売額とネット販売額の差額が6000円以上あるならネット購入も有効だと思います。
※巨大サイクルショップ:サイクルあさひより
www.cb-asahi.co.jp
購入方法のまとめ
近所に大型サイクルショップがある方はネットでの購入をオススメします。
私の場合は、実店舗を7店舗ほどまわって試乗したりし最終的にはネットで購入いたしました。
※少し店舗の人には悪い気もしましたが…
アフターメンテナンスについては巨大サイクルショップにて実施してもらう予定です。
町の自転車屋さんだと、他店で購入された自転車のメンテナンスを嫌う傾向もあるようです…
そういたときに巨大サイクルショップだと事務的にメンテナンスをしてくれ気まづさもなく済むでしょう。